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転職エージェントの許可番号の読み方|13-ユ-○○の意味
転職エージェントに登録する前に、公式サイトの会社概要ページで許可番号を確認する人は多いです。ただ「13-ユ-000123」のような表記の意味までは分からないまま登録に進むケースがほとんどです。この記事では、許可番号の構造、転職Doc編集部が集計した1,011件のデータの内訳、番号がない場合の見分け方、確認手順、許可年月日の意味を条文つきで整理します。
許可番号の「13-ユ-000000」はどんな意味か
都道府県コードを示す2桁の数字、事業の種類を示すカナ1文字、事業者ごとの6桁の番号という3要素の組み合わせです。
最初の2桁は、許可を受けた事業所を管轄する都道府県労働局の番号です。13なら東京、27なら大阪を管轄する局を指します。中央のカナ1文字は事業の種類を示す記号で、有料職業紹介事業は「ユ」を使います。無料で紹介を行う事業者は「ム」、協同組合など特別な許可区分の事業者は「特」を使います。末尾6桁は事業者ごとの固有番号です。
転職Doc編集部が厚生労働省「人材サービス総合サイト」の職業紹介事業者検索を12職種×47都道府県で検索し、許可受理番号1,011件の記号を数えたところ、「ユ」が993件、「特」が12件、「ム」が6件でした(2026年9月19日取得、転職Doc編集部集計)。個人に求人を紹介する会社のほとんどが「ユ」を使っている実態が、実際のデータからも確認できます。
どの都道府県の許可が多いのか
転職Doc編集部が集計した1,011件のうち、東京が422件で最も多く、全体の4割を占めます。
集計方法は、許可受理番号の先頭2桁を都道府県コードとして扱い、1,011件全件をプログラムで数える方法です。上位5つの結果は次のとおりです。
| 順位 | 都道府県コード | 都道府県 | 件数 | |---|---|---|---| | 1 | 13 | 東京 | 422 | | 2 | 27 | 大阪 | 88 | | 3 | 40 | 福岡 | 49 | | 4 | 23 | 愛知 | 48 | | 4 | 14 | 神奈川 | 48 |
(2026年9月19日取得、転職Doc編集部集計)
東京の422件は全体の約42%を占め、2位の大阪(88件)との差は5倍近くあります。都道府県コードは事業所の所在地を管轄する局を示すため、本社を東京に置く紹介会社が多いことと、業界そのものが都市部に集中していることの両方を裏づける数字です。
許可番号がない会社・求人サイトはどう見分けるか
有料職業紹介を許可なく行うことは違法ですが、求人サイトは許可ではなく届出で運営できる別の事業なので、番号がないこと自体は違法のサインとは限りません。
有料職業紹介事業を営むには、職業安定法第30条にもとづく厚生労働大臣の許可が必要です。許可を得ずに有料の職業紹介を行うことは同条に違反します。担当者が面談して求人を紹介する会社で、会社概要ページに許可番号の記載がなければ、確認が必要な対象です。
一方、多くの転職サイトは「募集情報等提供事業」に分類されます。求職者の情報を収集して提供する特定募集情報等提供事業は、2022年10月1日施行の改正職業安定法第43条の2第1項により、許可ではなく厚生労働大臣への届出で運営できます。担当者を介さず自分で検索して応募する形式のサービスなら、許可番号を持たないことは事業区分上自然です。区分の違いは「転職エージェントと転職サイトの違い」で解説しています。
つまり番号が見当たらない場合は、「有料職業紹介」か「募集情報等提供」かを先に確認します。担当者が付いて非公開求人を紹介してくる形式であれば有料職業紹介にあたり、許可番号の記載を求めてよい場面です。
許可番号はどこで確認すればいいのか
公式サイトの会社概要ページの番号を、厚生労働省「人材サービス総合サイト」の検索結果と照らし合わせます。
会社概要ページに番号の記載がある場合は、人材サービス総合サイトで会社名と都道府県を入力して検索し、同じ番号の行が出るかを確認します。記載がない場合は会社名だけで検索し、結果に出てくるかを見ます。検索結果には許可受理番号のほかに許可年月日・事業主氏名・事業所名称も並びます。具体的な検索手順と、番号以外に確認できる就職者数・手数料実績率については「転職エージェントを公開データで調べる方法」にまとめました。
許可年月日は何を意味するのか
許可を受けた日を示し、有効期間は新規許可が3年、更新後は5年です。
職業安定法第32条の6は、有料職業紹介事業の許可の有効期間を、新規許可は3年、更新後の許可は5年と定めています。有効期間が満了する前に更新の許可を受けなければ、事業を続けられません。許可年月日が古いことは廃業や違反を意味せず、更新を重ねて営業を続けていることを示します。許可年月日が新しいことも、それだけでは事業の質を判断する材料にはなりません。
許可番号と合わせて確認しておきたいことは何か
- 番号と検索結果が一致するか: 番号・事業主氏名・事業所名称を人材サービス総合サイトの表示と照合し、一致しなければ運営会社へ問い合わせます
- 対応職種・対応地域が希望と合っているか: 許可番号は事業の合法性を示すだけです。公式サイトの職種・地域の記載も確認します
- 就職者数・離職者数・手数料実績率も見ているか: 番号の確認だけで終えず、同サイトの他の公開データも合わせて見ます
よくある質問
Q. 許可番号の記号が「特」や「ム」の会社は避けたほうがいいですか A. 記号は事業の種類を示すだけで、優劣を示すものではありません。「ム」は無料職業紹介事業、「特」は特別な許可区分を示します。対応職種・実績データを確認して判断してください。
Q. 許可番号がない転職サービスは違法ですか A. 事業の種類によります。有料職業紹介を許可なく行うことは職業安定法第30条に違反しますが、求人サイトの多くは届出制の募集情報等提供事業にあたるため、そもそも許可番号を持ちません。
Q. 許可年月日が新しい会社は避けたほうがいいですか A. 許可年月日は許可を受けた日を示すだけで、事業の質を判断する指標ではありません。対応職種や就職者数などの公開データと合わせて確認してください。
Q. 労働者派遣の許可番号も同じ形式ですか A. 労働者派遣事業は職業紹介とは別の許可制度で運営されており、番号の構成も異なります。派遣と職業紹介の違いは「派遣と人材紹介の違い」で確認してください。
まとめ
許可番号「13-ユ-000000」は、都道府県コード・事業の種類・事業者番号の3要素で構成されます。転職Doc編集部の集計では東京が422件で最多、記号は「ユ」が993件を占めました。番号が見当たらない場合も違法とは限らず、求人サイトなど別の事業区分である可能性を含め、人材サービス総合サイトで確認してから登録を判断してください。掲載中の紹介会社は「紹介会社一覧」から確認できます。